逃亡可能な事のほうが、世の中少数

 次々と変更される命令。いつも遅い情報。貧弱な装備と人員。
 そして、寄せ集めな部下に不在の上官。伝統の蓄積席が生み出す奇怪な風習。決行される作戦に勝利は望めず、指揮官代理の自分自身すら正当性を見出せぬ命令を部下にくだす苦悩。
 「これより、我が写真部は部の伝統と栄光のため、学祭に突入す。もとより、集客を期せず。」
 

 モチーフは、大戦末期の枢軸軍ではなく現状。フィクションがほんの一部なのが笑える。


 最近読んだ本。
 こんな現状なので、正義なるものを振りかざすシナリオには吐き気しかでず。結果、次の二冊。

 キル・ゾーン(コバルト文庫須賀しのぶ
 えーと、これコバルト文庫ですよね?主人公が、格闘戦のプロの女分隊長でいいんですか?しかも、ライフル、短機関銃グレネードランチャーを書き分けられる作者は、本当に女性?敵兵の後を歩いて地雷避けたりするテクまで知ってるし。
 ストーリーも、営倉常連の新兵率いての部下奪還作戦というコバルトにしては、地味でミリタリーな話だし。俺は大変面白かったけど(笑)


 凶鳥(フッケバイン)佐藤大輔
 富士見ファンタジアで、豪屋大輔名義で書いてる作者です。大戦末期の独に墜落したUFOをナチスが捕獲しようとする話。終戦三週間前なので、大好きな末期戦テイスト満載。また、主人公の国防軍将校がカッコ良すぎです。敵?宇宙人に操られてゾンビと化した村人です(笑)

 あとは、アカイイトというPS2のゲームのドラマCDを購入。
 一言でいうと、下手なエロシーンより、吸血シーンのほうがエロい。

 ただいま、電波受信。
 来期から、民間護衛艦で戦う女の子のあにめ、「タクティカルロア」が始まる模様。タイトル見た時は、月姫のロアが大行進するシーンを想像してしまった。(笑)